【日曜重賞予想】天皇賞(春)
お久しぶりです。
フェブラリーS以来の予想です。
サボっていた間の重賞は、フラワーC⑨人気ニシノラブウインク、ダービー卿CT⑫人気フォルコメン、アンタレスS⑬人気ニューモニュメントなど人気薄を拾うも、いずれもワイドのみの的中で大勝ちには至らず。
そして、肝心のG1はいまだ無的中。
去年は本命・対抗で決着したこのレースで今年のG1初当たりといきたいところ。
展開予想
⑯タイトルホルダーはこの枠に入ったからにはハナを取りきるしかないか。
番手には絶好枠を引いた①アイアンバローズ、⑦テーオーロイヤルあたり。
⑮タガノディアマンテ、⑰シルヴァーソニックも外枠から中途半端な競馬をしている場合ではないので、ある程度ポジションを取りに行くだろうか。
⑱ディープボンドはこれらを見ながらの位置になりそうだ。
注目は⑯タイトルホルダーがどこまで粘れるか、そして⑱ディープボンドがどこで前を捕まえに動くか、だ。
予想印
◎①アイアンバローズ
1枠1番という絶好枠、なおかつ2強とされた馬がともに外枠に入ったこと、さらに10年前と同枠のビートブラック再現...etc いろいろ重なり単勝は10倍を切る人気ぶりだが、特別登録段階からの初志貫徹でこの馬から。
前走は好スタートを決め、内から2頭目の先団を追走。直線はディープボンドには交わされたものの、その後も離されることはなく3/4馬身差の2着だった。
単純にこの着差と今回の枠の差を考えても、2倍台の⑱ディープボンドと約8倍前後のこの馬にオッズほどの差はないと見た。
さらに前走は、1周目のゴール板過ぎに後ろからつつかれたことで、1頭分外へ出して前に並びかけるシーンがあった。
下の図は阪神で行われた3000m以上のレースのラップタイムをいくつかピックアップしたものだ。(例:横軸400の点は残り400~200mのレースラップ)
注目すべき点は残り1600~1400mの区間でどのレースもペースが極端に落ちていることだ。ほぼ12秒前後の厳しい流れになった去年の天皇賞もこの区間は13秒台まで落ちている。
理由は単純で、この区間はコースでは1コーナーから2コーナーにあたる。阪神は1,2コーナーがきつく、3,4コーナーは緩いカーブになっている。したがって、カーブのきつい1,2コーナーではペースが落ちるのも当然というわけだ。
しかし阪神大賞典のラップ(灰色)を見ると、この区間ではどのレースよりも速いラップを刻んでおり、ペースが緩んでいない。それはなぜか。
理由は先ほど述べた、アイアンバローズが後ろに動かされたのがちょうどこの区間だったからだ。それに呼応するように逃げたキングオブドラゴンもペースを上げたことで、このレースではペースが落ちるところがなかったのだ。
さらに加えると、2コーナーの出口で先頭のキングオブドラゴンが逆手前になり、わずかながら外に膨らんだ。3番手の外にいたアイアンバローズは、この影響を受け少し外に弾かれる不利があった。
直線では早め先頭でディープボンドのいい目標にされながら、交わされてからも食らいつき僅差の2着だった。
これらを総合して考えると、逆転まで十分にあり得ると見ての本命だ。
○⑱ディープボンド
昨年の2着馬であり、阪神大賞典を連覇。なおかつフォア賞1着、有馬2着となれば実績最上位なことに異論はないだろう。
この馬に関しては「強い」という以外に大して強調する理由もない。
馬場も昨年の阪神大賞典を圧勝したように、日曜日の雨予報はむしろ歓迎。
この馬は下手に内枠を引くよりは、むしろ大外の方が競馬しやすい可能性すらあるが、少なくとも距離ロスが発生することは間違いないので、そこでの逆転とオッズ妙味を加味して対抗まで。
今週の消し
大して更新すらしないくせにこんなコーナーを作ってみました(笑)
いわゆる「危険な人気馬」的なポジションです。
記念すべき(?)1回目の「今週の消し」は、
⑯タイトルホルダー
です。
外枠というのは言わずもがなだが、それよりも勝った菊花賞・日経賞がともに恵まれすぎた。
まず菊花賞は上のグラフのレースラップを見ても、前半こそある程度流れたが、残り1600~1000m(1コーナーから向こう正面)は阪神大賞典はおろか、準オープンの古都Sよりも遅い。
さらに日経賞は4コーナーで前にいた4頭がそのまま流れ込むという超絶前残りレース。その中でローカルG3連対レベルのボッケリーニに迫られるようでは、いくら余裕残しの前哨戦といえど不満の残る内容。
他に確たる逃げ馬がいないとはいえ、外枠からハナをとるならある程度足を使う必要があるが、菊花賞ほど楽に逃げさせてはくれないのが古馬のG1。息を入れるところがなければ、直線は後ろから来るライバルの格好の目標になりかねない。
しぶとく粘って和生騎手の初G1も見てみたい気もするが今回は消そうと思う。
全頭寸評
①絶好枠から先行力活かして10年前の再現へ
②内枠活かして名手の手腕で
③混戦断ち切る末脚不気味
④全盛期には劣るもいぶし銀の走りで
⑤復帰の鞍上と共に白いアイツの血が騒ぐ
⑥小さな馬体でまずは無事に
⑦師弟コンビで悲願のタイトル取りへ
⑧前走で復調気配の不気味な8歳馬
⑨勝負師”漢”の一発へ
⑩確実な末脚武器に唯一のディープ産駒
⑪人馬共に大穴メーカー
⑫砂のパワー活かして盾男とタイトルへ
⑬格上挑戦ながらディープボンドに先着経験あり
⑭大魔神が送り込むコントレイル世代の刺客
⑮屈腱炎乗り越え再び長距離でタイトル取りへ
⑯兄の初G1制覇を目指して逃走劇
⑰安定感を武器に信頼できる鞍上を迎えて
⑱昨年のリベンジへ
またレース回顧も見て頂けるとありがたいです。
では。