【日曜重賞回顧】天皇賞(春)
日曜レース回顧のお時間です。
今週の予想
全体レース回顧
スタート直後に⑰シルヴァーソニックが落馬するアクシデントで始まった今年の天皇賞。人馬共に無事のようでまずは一安心。
予想通り⑯タイトルホルダーが注文をつけてハナへ。
⑱ディープボンドもそれに続く形で先団の外へ。
①アイアンバローズは序盤にやや気の悪さを見せ、⑱ディープボンドの後ろに。
上のレースペースを見てもわかるように0~1000mが1:00:5、1000~2000mが1:03.1、2000~3000mが59.4と見事に緩急のついたラップ。
前半が流れたことで隊列が縦長になり、中盤で緩んでも捲れる馬がいなかった。
というより中盤で緩んでも、そこで動けば終盤のロングスパート合戦まで足を使わされるので動くに動けなかったということだろう。
最後はさすがに13.2まで落ちたが、すでに残り200mの時点で差せる足が残ってる馬はおらず、この時点で勝負あり。
和生騎手も完璧なエスコートでG1初勝利となった。
本命◎
①アイアンバローズ→5着(③人気)
フルゲートの最内枠で気性の悪さがもろに出たか。
序盤抑えたことで結果的にディープボンドの後ろになってしまった。イメージではタイトルホルダーから離れた2番手、今日でいうとクレッシェンドラブの位置をイメージしていたのだが、、、
道中はカラ馬を意識しながらで動くに動けず、終盤のペースアップで離されると、直線はバテず伸びずで5着に流れ込むのがやっとだった。
対抗○
⑱ディープボンド→2着(①人気)
おそらく理想的な位置でレースを進められたと思うが、こちらも終盤にペースアップしたところで追走がやっとになってしまい、4コーナーであの差では万事休す。
なんとかテーオーロイヤルを交わすのが精一杯だった。
今週の消し
そして問題は今回から始めたこのコーナーである。
⑯タイトルホルダー→1着(②人気)
1発目からあっさり勝たれてしまったが、勝つならこのパターンと想像していたそのままのレースをされてしまったので仕方ない。
パトロールビデオを見ると分かるが、「絶対にハナは譲らない」という気迫でインに切り込んでいった後、11.9-11.9-12.0-12.0-11.9-12.2と3200mのレースとは思えないラップを刻み後続を離し、中盤はきっちりと抑え、残り1000mあたりから再び加速し後続を翻弄した。
カラ馬が先団にいたことで、ほかの有力馬も動けず、逆にカラ馬自身に絡まれることもなく、すべてがタイトルホルダーに良い方向に流れが向いた。
有馬記念のパンサラッサのように、同型の逃げ馬がいるときは崩れる可能性もあるが、中長距離でハナを取れる相手関係であれば今後も”タイトル”を重ねることができそうだ。
まとめ
今年は天候も相まって昨年よりタフな馬場でのレースとなった。
阪神での開催は来年が最後なのでこの2年の傾向を踏まえて、来年はリベンジしたい。
そしてここからは難解of難解なNHKマイルカップ、豪華メンバー揃ったヴィクトリアマイル、またまた混戦ムードのオークス、そして競馬の祭典日本ダービー、香港からゴールデンシックスティが参戦の安田記念と、楽しみなG1が続いていくのでそろそろ当てたい、、、
【日曜重賞予想】天皇賞(春)
お久しぶりです。
フェブラリーS以来の予想です。
サボっていた間の重賞は、フラワーC⑨人気ニシノラブウインク、ダービー卿CT⑫人気フォルコメン、アンタレスS⑬人気ニューモニュメントなど人気薄を拾うも、いずれもワイドのみの的中で大勝ちには至らず。
そして、肝心のG1はいまだ無的中。
去年は本命・対抗で決着したこのレースで今年のG1初当たりといきたいところ。
展開予想
⑯タイトルホルダーはこの枠に入ったからにはハナを取りきるしかないか。
番手には絶好枠を引いた①アイアンバローズ、⑦テーオーロイヤルあたり。
⑮タガノディアマンテ、⑰シルヴァーソニックも外枠から中途半端な競馬をしている場合ではないので、ある程度ポジションを取りに行くだろうか。
⑱ディープボンドはこれらを見ながらの位置になりそうだ。
注目は⑯タイトルホルダーがどこまで粘れるか、そして⑱ディープボンドがどこで前を捕まえに動くか、だ。
予想印
◎①アイアンバローズ
1枠1番という絶好枠、なおかつ2強とされた馬がともに外枠に入ったこと、さらに10年前と同枠のビートブラック再現...etc いろいろ重なり単勝は10倍を切る人気ぶりだが、特別登録段階からの初志貫徹でこの馬から。
前走は好スタートを決め、内から2頭目の先団を追走。直線はディープボンドには交わされたものの、その後も離されることはなく3/4馬身差の2着だった。
単純にこの着差と今回の枠の差を考えても、2倍台の⑱ディープボンドと約8倍前後のこの馬にオッズほどの差はないと見た。
さらに前走は、1周目のゴール板過ぎに後ろからつつかれたことで、1頭分外へ出して前に並びかけるシーンがあった。
下の図は阪神で行われた3000m以上のレースのラップタイムをいくつかピックアップしたものだ。(例:横軸400の点は残り400~200mのレースラップ)
注目すべき点は残り1600~1400mの区間でどのレースもペースが極端に落ちていることだ。ほぼ12秒前後の厳しい流れになった去年の天皇賞もこの区間は13秒台まで落ちている。
理由は単純で、この区間はコースでは1コーナーから2コーナーにあたる。阪神は1,2コーナーがきつく、3,4コーナーは緩いカーブになっている。したがって、カーブのきつい1,2コーナーではペースが落ちるのも当然というわけだ。
しかし阪神大賞典のラップ(灰色)を見ると、この区間ではどのレースよりも速いラップを刻んでおり、ペースが緩んでいない。それはなぜか。
理由は先ほど述べた、アイアンバローズが後ろに動かされたのがちょうどこの区間だったからだ。それに呼応するように逃げたキングオブドラゴンもペースを上げたことで、このレースではペースが落ちるところがなかったのだ。
さらに加えると、2コーナーの出口で先頭のキングオブドラゴンが逆手前になり、わずかながら外に膨らんだ。3番手の外にいたアイアンバローズは、この影響を受け少し外に弾かれる不利があった。
直線では早め先頭でディープボンドのいい目標にされながら、交わされてからも食らいつき僅差の2着だった。
これらを総合して考えると、逆転まで十分にあり得ると見ての本命だ。
○⑱ディープボンド
昨年の2着馬であり、阪神大賞典を連覇。なおかつフォア賞1着、有馬2着となれば実績最上位なことに異論はないだろう。
この馬に関しては「強い」という以外に大して強調する理由もない。
馬場も昨年の阪神大賞典を圧勝したように、日曜日の雨予報はむしろ歓迎。
この馬は下手に内枠を引くよりは、むしろ大外の方が競馬しやすい可能性すらあるが、少なくとも距離ロスが発生することは間違いないので、そこでの逆転とオッズ妙味を加味して対抗まで。
今週の消し
大して更新すらしないくせにこんなコーナーを作ってみました(笑)
いわゆる「危険な人気馬」的なポジションです。
記念すべき(?)1回目の「今週の消し」は、
⑯タイトルホルダー
です。
外枠というのは言わずもがなだが、それよりも勝った菊花賞・日経賞がともに恵まれすぎた。
まず菊花賞は上のグラフのレースラップを見ても、前半こそある程度流れたが、残り1600~1000m(1コーナーから向こう正面)は阪神大賞典はおろか、準オープンの古都Sよりも遅い。
さらに日経賞は4コーナーで前にいた4頭がそのまま流れ込むという超絶前残りレース。その中でローカルG3連対レベルのボッケリーニに迫られるようでは、いくら余裕残しの前哨戦といえど不満の残る内容。
他に確たる逃げ馬がいないとはいえ、外枠からハナをとるならある程度足を使う必要があるが、菊花賞ほど楽に逃げさせてはくれないのが古馬のG1。息を入れるところがなければ、直線は後ろから来るライバルの格好の目標になりかねない。
しぶとく粘って和生騎手の初G1も見てみたい気もするが今回は消そうと思う。
全頭寸評
①絶好枠から先行力活かして10年前の再現へ
②内枠活かして名手の手腕で
③混戦断ち切る末脚不気味
④全盛期には劣るもいぶし銀の走りで
⑤復帰の鞍上と共に白いアイツの血が騒ぐ
⑥小さな馬体でまずは無事に
⑦師弟コンビで悲願のタイトル取りへ
⑧前走で復調気配の不気味な8歳馬
⑨勝負師”漢”の一発へ
⑩確実な末脚武器に唯一のディープ産駒
⑪人馬共に大穴メーカー
⑫砂のパワー活かして盾男とタイトルへ
⑬格上挑戦ながらディープボンドに先着経験あり
⑭大魔神が送り込むコントレイル世代の刺客
⑮屈腱炎乗り越え再び長距離でタイトル取りへ
⑯兄の初G1制覇を目指して逃走劇
⑰安定感を武器に信頼できる鞍上を迎えて
⑱昨年のリベンジへ
またレース回顧も見て頂けるとありがたいです。
では。
【日曜重賞回顧】フェブラリーS
日曜レース回顧のお時間です。
今週は、今年最初のG1フェブラリーSを振り返っていきます。
予想はこちらから↓
【フェブラリーS】
◎④アルクトス→7着
〇⑥カフェファラオ→1着
レースは好発を切った⑮テイエムサウスダン、②ダイワキャグニーの間から⑨サンライズホープが押して先手を主張。直後に⑪ソダシ、④アルクトス、⑥カフェファラオが続く隊列。1番人気の⑤レッドルゼルはその後ろの馬群でレースを進めた。ペースは前後半で3ハロンが34.5-34.6、4ハロンが46.8-47.0とほぼイーブンのペース。重馬場だったこともあり4角で前にいた3頭がそのまま流れ込んだ。
勝った⑥カフェファラオは好発を決めると、外の⑪ソダシ、⑮テイエムサウスダンを行かせてすんなりと砂をかぶらない位置をキープ。ここまでスムーズな競馬ができれば前年の勝ち馬にとっては勝ってくださいと言わんばかりのレースだった。
2着の⑮テイエムサウスダンにとっては1ハロン長いと思っていたが、展開に恵まれたとしても自ら主導権を握ってあそこまで粘ったのは評価しなければならない。
3着のソダシのダート適正については道悪のスピード決着だっただけにまだ何とも言えないが、最後に外から迫った⑬ソリストサンダーを凌いだのはメンタル面で復調の兆しと捉えられる。ただ、引き続き人気は先行するタイプなので馬券的にはどうしても買いづらい。
本命の④アルクトスだが、恵みの雨の中、好発を切って理想的な位置で運べたが、これで最後に伸びきれないとなると馬場か季節か。
1番人気のレッドルゼルは距離不安があり序盤に出して行けない分、ほかの有力馬よりもポジションがどうしても後ろになってしまう。それに加えて今日の展開ではどうしようもなかった。
終わってみればカフェファラオの連覇、去年出ていなかった2頭が2,3着。去年カフェファラオに負かされた馬が4~11着を占める(5着⑦タイムフライヤー除く)というなんともわかりやすい結果に。
これで去年より単勝がつく(3.3倍→5.1倍)とは.......
【まとめ】
馬券の買い方含め、反省たっぷりの週末でした。
切り替えて来週も頑張ります。
【日曜重賞予想】フェブラリーS
お久しぶりです。
いよいよ今年もG1開幕です。
最近はすこぶる調子が悪いですが、なんとかG1は当ててスタートしたいところ。
【フェブラリーS】
本命◎は④アルクトス。
去年、一昨年ともに9着。ただ、道悪の南部杯をレコードで勝ったこの馬にとって、この週末の雨はプラス。去年は内を通った馬しか来ない馬場状態の中で、終始馬郡の外を回ったのが敗因。少しでも脚抜きの良いダートでできれば。
対抗〇は⑥カフェファラオ
東京マイルでしか走らない馬なのでここ3走の凡走は度外視。ただ、好走条件が限られているように気難しい面があるとすれば、テン乗りの分を割り引いて対抗まで。
◎④アルクトス
〇⑥カフェファラオ
小倉大賞典はあまりにも訳が分からないので予想はパス。
「文量の少なさは自信のなさ。」
ということで短いですが今週はこの辺で。
【日曜重賞回顧】東海S&AJCC
こんにちは、今週も振り返っていきます。
今週の予想はこちらから↓
まずは東海Sから。
【東海S】
◎⑪オーヴェルニュ→2着
良馬場発表も、小雨が降り脚抜きの良いコンディション。
予想通り③アイオライトの逃げに⑫イッツクールが絡んでいき淀みのない流れに。
勝ち馬の⑤スワーヴアラミスは前走⑪オーヴェルニュと0.2秒差だったことを考えれば、今回は力以上に人気を落としていた。
本命の⑪オーヴェルニュだが、テン乗りの団野騎手が1番人気ながら度胸のあるイン突きを見せてくれたので納得。今回は勝ち馬が強かった。
続いてAJCC。
【AJCC】
◎⑪オーソクレース→6着
〇⑧アンティシペイト→11着
こちらは箸にも棒にも掛からず。
船橋から参戦の③キャッスルトップが引っ張り、前半ややスローの後半5ハロンがほぼ11秒台のロングスパート合戦に。
本命の⑪オーソクレースは太かったという声もあるが、8割の出来でも勝てそうな相手関係なだけに少し仕掛けが早かったか、馬場が向かなかったかだろう。
⑧アンティシペイトはさすがに重賞ではまだ荷が重かった。
それにしても⑭マイネルファンロンは本当にいつ走るのかさっぱり分からない...
まとめ
来週の根岸SとシルクロードSはどちらも短距離な上に登録段階でフルゲート濃厚、おまけにシルクロードSはハンデ戦と来た。
やらない可能性が非常に高いと言っておきます笑
【日曜重賞予想】東海S&AJCC
予想ブログ1発目の先週は、日経新春杯で本命が1着、京成杯は穴に推した2頭が圏内とまずまずのスタート。
今週も当てて波に乗りたいところ。
【東海S】
まずは東海Sから。
本命はすぐに決まったが相手が難解も難解。ということで本命の単勝1点勝負にしようかなと。
本命◎⑪オーヴェルニュ
重賞2勝、リステッド2勝と実績では文句なしの最上位。4戦3勝の中京で舞台適正もばっちり。それでも抜けた1番人気にならないのは、道悪での圧勝が多く道悪巧者と思われているからだろう。しかし、1年前のベテルギウスSではテーオーケインズを下しており良馬場でも問題なし。執筆時点では4.9倍の2番人気なのでこのオッズであれば勝負したい。
あとは人気馬にさらっと触れていく。
今回は⑫イッツクールが何が何でもという感じでハナを取りに来ると思うので、前走のような楽逃げにはならないはず。となれば相手強化でこのオッズは...
(あとは粗s...生涯収支マイナス1億円くんの本命だし...)
④デュードヴァン
穴で一瞬考えた。しかしもう一度前走を見たらさすがにあのメンバーで3着は物足りない。
⑬ブルベアイリーデ
前走は内枠からロスなく運んで⑮サンライズホープに完敗。今回は外枠なので...
前走は直線で挟まれる不利があったものの、4コーナーから手応えはやや怪しかった。そもそもシリウスSのレベルを疑問視。
【AJCC】
続いてAJCC。
本命◎⑪オーソクレース
断然の一番人気だが仕方ない。一番強いであろう馬の斤量が一番軽いのはバグでしかないし、実績に関しては説明するまでもないだろう。
対抗〇⑧アンティシペイト
2走前に札幌の3勝クラスを大外ぶん回しで快勝。前走のアルゼンチン共和国杯は外枠から出して行った分、終始引っ掛かり続け直線で力尽きたが見せ場は十分だった。人気落ちの今回を狙い目と見た。
まとめ
【東海S】
◎⑪オーヴェルニュ
【AJCC】
◎⑪オーソクレース
〇⑧アンティシペイト
では、また回顧で。
【日曜重賞回顧】京成杯&日経新春杯
水曜になってしまいましたが、先週の振り返りを。
先週の予想はこちらから↓
まずは日経新春杯から。
【日経新春杯】
◎⑩ヨーホーレイク→1着
〇⑧フライライクバード→15着
▲④ステラヴェローチェ→2着
去年から強いと言われていた明け4歳世代のワンツー決着。
ステラヴェローチェが57kgだったのに対して、ヨーホーレイクは55kgだったので斤量に恵まれた面もあるが、ダービーからの休み明けで勝ち切ったのはさすが友道厩舎の仕上げ。
フライライクバードは4コーナーで早々に手応えが怪しくなってしまった。
続いて京成杯。
【京成杯】
◎⑫サンストックトン→7着
〇④ヴェールランス→14着
▲⑮ロジハービン→2着
☆⑧ヴェローナシチー→3着
予想段階でも話題に挙げたが、2週前にホープフルSがあるのに全く同条件のこのレースの存在意義はなんだろうか。勝ち馬オニャンコポンがホープフルSで11着だったことを考えても、レースレベルは低かったと言わざるを得ない。
本命に推したサンストックトンは、スタート自体は悪くなかったが、その後少し挟まれるようなシーンがあり、かなり後ろからの競馬になってしまった。それでも最後までじりじり伸びていたが...
ヴェールランスは「馬場の悪いところに脚をとられた」というレース後の騎手のコメントもあるように綺麗な馬場のほうが良さそう。
アライバルは4コーナーで少しごちゃついたこと、そもそも中山向きでないこと、新潟2歳からの休み明けということを考えれば及第点か。府中ならばまだ見限れない。
最後におまけの門司S。
【門司S】
◎③ベルダーイメル→7着
好スタートからすんなり逃げれるかと思いきや、強引にハナを主張したフォーテに1コーナーで被せられ、2コーナーではカラ馬に絡まれ、3コーナーでは勝ち馬のまくりに付き合わされ、全く息が入るところがなかった。
まとめ
ではまた次の予想で。